❝ プチプチ感を楽しめるスーパーフード ”と聞いて、最初に何を思い浮かべますか?
チアシード!と思われた方もいらっしゃるかもしれませんが・・・
今回は、海外セレブやモデルがダイエットや美容のために取り入れていることで、注目されるようになったスーパーフード「キヌア」のお話です。
そのキヌア、どのようなスーパーフードなのか、ご存知でしょうか?
キヌアは、NASAが理想的な宇宙食の食材のひとつとして評価し、「21世紀の主要食」と認めるスーパーフードです。ヒユ科のアカザ属、ホウレンソウの仲間で、擬似穀類に分類されます。
良質なたんぱく質、食物繊維、鉄分・カルシウム・亜鉛などのミネラル、9種類の必須アミノ酸、ビタミン、α-リノレン酸、カリウム、葉酸など豊富な栄養素が含まれています。
白米との比較
白米と比較すると一目瞭然です。
●たんぱく質:約2倍
●鉄:約5倍
●カルシウム:約9倍
●食物繊維:約12倍
●葉酸:約15倍
●亜鉛:約2倍
また、なぜ、ダイエットにも取り入れられているかというと、栄養豊富なことはもちろんですが、白米のエネルギーと比較すると、その答えがみえてきます。
日本食品標準成分表2020年版(八訂)を参考に比較してみましょう。
乾燥100gあたりでみますと、白米342kcal、キヌア344kcalと大差はないのですが、実はキヌアはゆでると、数倍以上に膨らみます。
ですので、白米よりも少ない量で満腹感を得られ、豊富な栄養を摂ることができるわけです。
しかも、グルテンフリー、そして低GI食品なので、食後の血糖値が気になる方にもうれしい食材なのです。
そのキヌアの歴史は古く、7000年ほど前には、アンデス山脈地域で栽培化されていたそうです。
インカ帝国で「穀物の母」と呼ばれ、種まきの際には、皇帝自ら金の鍬で耕したといわれていますが、スペインに支配されて以降、キヌアの栽培は禁止されてしまいます。
それ以来、長い間、忘れさられてしまった作物でした。そんなキヌアが近年、再び注目を集めることになるのです。また、詳しくは改めてお話いたします。
さて、お客様から時々、「キヌアは洗うの?」「どうやって食べるの?」とお問い合わせをいただくことがあります。
キヌアは、生で食べることができないため、調理する必要があります。調理といっても、初心者の方でも簡単においしく作れますので、ご紹介いたします。
おいしいレシピのご紹介
キヌアのおいしい炊き方
【材料】
・キヌア 1/2カップ
・水 1カップ
・塩 少々
【準備するもの】
・鍋
・ザル
・木べら
・ラップ
・菜箸
・フリーザーバッグなど
【手順】
1. キヌアを2~3回水洗いします。
※苦味成分「サポニン」が除去されていない場合、水洗いにより除去することができます。 当店のオーガニックキヌアは、サポニンを除去していますが、念のため、洗ってください。
2. 鍋にキヌア、水、塩を入れて、軽くかき混ぜ、ふたをして強火にかけ、沸騰したら弱火にして15分ほど加熱します。
3. キヌアが半透明・白いリング(胚芽)がでたらOKサインです。 ※水分が残っている場合は、強火にして水分をとばしてください。
4. 火を止めて、5~10分ほど蒸らし、軽くほぐせば完成です。
ラップに包んで小分けして保存しておくと、いつでも使えてとても便利です。 ※冷蔵で2~3日、冷凍で2~3週間の保存が目安です。
小分けしておくと、スーパーやコンビニで買ってきた惣菜などに混ぜるだけでグンと栄養価がアップします。
例えば、ご飯やサラダに混ぜたり、お味噌汁に入れたり、いつでもキヌアを混ぜることができ、とっても便利です。
おいしいキヌアの炊き方を動画でもご覧いただけます。
レシピで使った商品
有機JAS認証 オーガニック キヌア 500g ¥1,000(税込)
NASAが理想的な宇宙食の食材のひとつとして評価し、「21世紀の主要食」と認めるスーパーフードです。グルテンフリー、低GI食品、たんぱく質、鉄、カルシウム、食物繊維などの栄養素が豊富で、プチプチ食感が楽めます。