立春が過ぎ、暦の上では春ですが、まだまだ寒い日が続いています。
体調や喉の調子が気になるこの時期、特に人気のマヌカハニーは、高い抗菌活性をもつはちみつとして知られています。
それは、マヌカハニー特有の「メチルグリオキサール(MGO)」が含まれているためです。
実は、このメチルグリオキサール、マヌカの花蜜には、ほとんど含まれていないことをご存知でしょうか?
え?どういうこと!?
と思われましたら、このまま読み進めてください。
前駆体 ジヒドロキシアセトン
タイトルの「DHA」は、魚などに含まれる油"ドコサヘキサエン酸"ではなく、マヌカの花蜜に含まれる糖質「ジヒドロキシアセトン(dihydroxyacetone)」のことを指しています。
ミツバチによって、マヌカの花蜜が巣に運ばれ、その中で加温され、熟成されることで、ジヒドロキシアセトンが徐々にメチルグリオキサールに変わっていきます。
さらに、養蜂家により、採蜜された後もメチルグリオキサールの量は増えていきます。
これは、ジヒドロキシアセトンが、加温や加熱することで、メチルグリオキサールに変化する特性をもっているためです。
花蜜に含まれるジヒドロキシアセトンの量が多いほど、メチルグリオキサールの量も多くなります。
※出典:日本調理科学会誌(J. Cookery Sci. Jpn.) Vol. 52,No. 6,417~419(2019)
偽装を見破る成分
マヌカハニーは、メチルグリオキサールの含有量が多いほど、高価であるため、ジヒドロキシアセトンの特性を利用して、マヌカハニーを意図的に高温加熱して、販売する業者があるようです。
ただ、マヌカハニーを過剰に加熱すると、メチルグリオキサールの量が多くなる一方で、栄養素や風味を損なう原因となってしまいます。
そこで、過剰な加熱処理がされていないかどうか見破る指標として、「ヒドロキシメチルフルフラール(HMF)」があります。
これは、糖の加熱処理に伴い、つくられる成分です。
当店で取り扱っているUMF®認証されたニュージーランド産のハニーバレーマヌカハニーには、このヒドロキシメチルフルフラールの検査項目が認定基準の1つとなっています。
上記は、当店で取り扱っている、あるハニーバレーマヌカハニーのUMF®認定書(検査証)の一部です。
ヒドロキシメチルフルフラールの値をご覧いただきますと、「16.70」となっています。
この数値は、食品の国際規格CODEX 40mg/kg以下であるため、"非加熱"の証です。
それ以外にも、「ジヒドロキシアセトン」「メチルグリオキサール」「レプトスペリン」も検査項目に入っています。
当店のハニーバレーマヌカハニーはすべてUMF®認証されており、品質と純度が保証されています。
認定書は、ご注文いただいたマヌカハニーの発送通知メールまたは商品ラベルに記載されたQRコードよりご確認いただけます。
マヌカハニーをお選びになる時、メチルグリオキサールの量だけでなく、ヒドロキシメチルフルフラールなどの検査も行っているかどうかをご確認いただくことで、より安心してお求めいただけます。