ゴールデンウィーク、いかがお過ごしでしょうか。
さて、5月になって少し動くと、汗をかきやすい時期になりました。
今回は、その「汗」についてお話したいと思います。
汗のメカニズム
汗は、皮膚にある「汗腺」から出てきます。 汗腺には、上の図のように「エクリン腺」と「アポクリン腺」があります。
体温を調節する「エクリン腺」
エクリン腺は、ほぼ全身にあり、暑い時や運動した時など、主に体温調節のために、汗を出す汗腺です。
エクリン腺から出る汗は、99%が水分、残りの1%は、ほぼ塩分で、サラサラとしていて、ニオイがないのが特徴です。
アポクリン腺は、主に脇の下やデリケートゾーンに多く、毛根と繋がっています。
アポクリン腺から出る汗には、タンパク質や脂質が含まれていて、皮膚に存在する常在菌によって分解されることで、ニオイが発生します。
体臭が強い方は、アポクリン腺が大きくて、数が多く、汗の量も多い傾向があります。
ニオイのもと「アポクリン腺」
アポクリン腺は、ニオイをつくることが目的の汗腺です。
アポクリン腺から出るニオイは、仲間同士の確認や異性をひきつけるフェロモンのような役割を担っています。
人の場合は、進化とともに、アポクリン腺が退化してしまいましたが、ほとんどの哺乳類は、アポクリン腺が全身にあり、その役割を果たしています。
汗をかく3つの要因
汗をかく状況には、3つあります。
温熱性発汗
暑い時や運動した時に、上昇した体温を下げるためにかく汗のこと。 汗をかく部位:全身(手のひら、足の裏を除く)
精神性発汗
人前に出て緊張した時、不安になったり、興奮することによってかく汗のこと。 汗をかく部位:手のひら、足の裏、脇など
味覚性発汗
カレーなど刺激のある辛い食べ物や酸っぱい物を食べた時にかく汗のこと。 汗をかく部位:特に額や鼻など
特にこれからの季節、汗をかくことで、熱中症や夏バテの予防につながったり、余分な水分や老廃物を出してくれます。
20-30分、汗ばむ程度のウォーキングや、入浴時、シャワーですまさず、ゆっくり湯舟に浸かる、身体を温める食材(にら、にんにく、生姜をとるなどして、日頃から汗をかく習慣をつけましょう。
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