ココナッツオイルとMCTオイル、どう違うの?


ココナツオイルとMCTオイル、よく似ていそうだけど、 どう違うの?という方のために、その違いをお話いたします。


ココナッツオイルとMCTオイルの共通点


中鎖脂肪酸が豊富


「脂肪酸」とは、炭素、水素、酸素からなる油脂や脂質などの構成成分です。


中鎖脂肪酸とは、脂の主成分であり、飽和脂肪酸の1つです。その飽和脂肪酸は、分子の長さによって、「短鎖脂肪酸」「中鎖脂肪酸」「長鎖脂肪酸」の3つに分けられます。


中鎖脂肪酸は、効率よくエネルギーになりやすいため、"脂肪酸の中で最も脂肪になりにくい"ことが研究より分かっています。


中鎖脂肪酸を摂ることで、ケトン体が効率よくつくられます。(中鎖脂肪酸やケトン体の詳しいお話はまた次の機会に…)





ココナッツオイルとMCTオイルの比較


成分



【MCTオイル】


MCTとは、中鎖脂肪酸を意味する「Medium Chain Triglyceride」の略です。

MCTオイルは、カプリル酸とカプリン酸で構成される中鎖脂肪酸100%の油です。


製造メーカーによって、ラウリン酸も含まれている商品もあります。 パーム(アブラヤシの実)やヤシ(ココヤシの実)から製造されます。


MCTオイルは、40年以上前から製造され、未熟児や術後の方などの栄養補給の手段として、医療現場で使用されてきた油でもあります。


 


【ココナッツオイル】


ココナッツオイルは、乾燥させたココヤシの胚乳から抽出した油で、"自然なかたち"で、60%以上の中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸や短鎖脂肪酸で構成されています。


 


※MCTオイルとココナッツオイルの品質は、原料や抽出方法により異なります。


 


風味


【ココナッツオイル】


ココナッツの甘い香り


 


【MCTオイル】


無味無臭




その他の特徴


【ココナッツオイル】



・母乳にも含まれる「ラウリン酸」が豊富。抗菌作用、抗酸化作用、免疫力の向上が期待できます。


・熱に強いため、加熱調理に使用できます。ココナッツの甘い香りを生かした料理、クッキーなどのお菓子作りにも。


・融点が25℃前後のため、寒い冬は白く固まり、暑い夏は溶けて液体になります。


 


【MCTオイル】



・常温で液体です。


・発煙点が一般的な油よりも低いため、加熱調理に使用すると、煙が出たり、燃え出す可能性があるため、危険です。


・特性上、飲料に混ぜたり、サラダなどにかけて摂ることが推奨されています。


 


MCTオイルとココナッツオイル、どちらの方がどう良いとかはなく、お使いになられる目的や使い方、原料や製造方法などもご確認の上、お選びいただくと良いと思います。



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