最近なんだか、「身体がだるい」「寝ても疲れがとれない」「階段を昇ると息切れがする」ということはありませんか？

夏バテ？と思われるかもしれませんが、もしかすると、＂鉄分不足＂かもしれません。

鉄が不足すると・・・

鉄は、主に、血液成分の一つ、赤血球のヘモグロビンをつくる栄養素です。
鉄分が不足すると、全身の細胞や組織に酸素を運ぶヘモグロビンを十分につくることができなくなってしまいます。
ヘモグロビンが減ると、酸素不足により、だるさ、疲れやすい、息切れといった症状が起こりやすくなります。

このような状態を「鉄欠乏貧血」といいます。

特に、これからの季節は、汗と一緒に鉄分も流れ出てしまいます。

鉄を多く含む食品

汗によって失われる鉄を補うには、毎日の食事から摂ることが大切です。

鉄には、「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」の2種類があります。

ヘム鉄

レバーや赤身肉、カツオやマグロの赤身魚など主に動物性食品に多く含まれます。

非ヘム鉄

小松菜、ひじき、ほうれん草、プルーンなど主に植物性食品に多く含まれます。

鉄の吸収率をアップさせるポイント

非ヘム鉄は、ヘム鉄よりも身体への吸収率が低いといわれますが、動物性タンパク質やビタミンCと一緒にとることで吸収率を高めることができます。
例）小松菜＋かつお節（動物性タンパク質）

最近では、鉄分入りのヨーグルトやスポーツドリンクなどが売られているので、うまく利用して、鉄分補給を忘れず、元気な毎日をお過ごしください。