普段、皆さまが何気に召し上がっているハチミツ、
ミツバチは、ハチミツをつくる"花蜜を集める"以外にどんな仕事をしているのか、ご存知でしょうか。
今回は、ミツバチの仕事をご紹介いたします。
ミツバチの寿命は約30日~40日。
生まれて3日目ぐらいから、掃除の仕事を始めます。
そして成長するごとに、実は役割分担も変わっていきます。
それは、羽化したばかりの幼虫は巣の中心部にいるのですが、新しい幼虫が生まれるにつれ、巣の外側へと押し出されていくためなのです。
ミツバチの役割分担
仕事内容の詳細
0~3日目:掃除係
巣の中のさなぎの殻や糞などをお掃除します。
3~10日目:育児係
咽頭腺が発達し、ローヤルゼリーを出せるようになるため、幼虫や女王バチのお世話をします。
また、夏は巣の中を35℃に保つため、羽で送風を送り、温度管理も行います。
8~16日目:巣づくり
ミツロウの分泌が盛んになり、巣を作ったり、サナギになる幼虫の巣ブタをします。
12~18日目:貯蔵係
外勤のミツバチが集めてきた花蜜や花粉を口移しで受取り、巣の中へ持ち込んでから、かためたり、水分を飛ばして貯蔵します。
16~24日目:門番係
外敵の侵入を防ぐ門番の役割をつとめます。
20日目以降:採蜜係
花蜜や花粉を集めるため、外勤へ。外的に襲われるリスクを背負いながら、一生懸命、花を訪れて、蜜を吸って、蜜嚢に入れて巣に持ち帰ります。
役割分担については、例えば、門番がスズメバチに大量にやられてしまったなど、どこかの担当が足りなくなった場合は、早めにその係に携わるようになったり、個体差が大きく、特定の仕事を長期間続けるミツバチや、特殊な仕事に携わるミツバチもいるようです。
こうして、危険な外勤を最後に一生を終えます。これは、働きバチが減りにくい分業構造になっています。
こうしてミツバチの一生をみてみると、「働きバチ」といわれるだけあって、働きっぱしの生涯のようです。
1匹のミツバチが生涯かけて、集められるハチミツの量は、ティースプーン1杯ほど
といわれています。ハチミツをお召し上がりの際は、ミツバチに想いを馳せながら味わってみてください。
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